名刺交換の仕方のマナー ポイントはたったの3つ〜同時交換、順番も攻略〜


会社員として仕事をするにしても、フリーランスとして仕事をするにしても外せないのが名刺交換の作法です。重要な作法ですが、あまり時間をかけて覚えるほどの意義はありません。この記事ではポイントを3つに絞ります。

0a4c9820dffaec1af314816692bc4f17_s

▼広告代理店での営業マン、学習塾本部での部長職を経て、キャリアアドバイザー(講演+インターネット事業)として独立した筆者が、ホンモノの成功者を輩出するために執筆しています。

名刺交換の仕方のマナー ポイントはたったの3つ〜同時交換、順番も攻略〜

「ビジネスについての知識はほぼ皆無です。具体的には、まだ機会はありませんが、名刺の交換から話し方まで何もわかりません」

ある新入社員から頂いた疑問です。名刺交換には細かいマナーもありますが、まずは最低限の3つの原則を押さえれば問題ありません。

名刺交換で外せないポイント

・名刺は相手の顔。(1)なるべく両手で(2)高い位置に持ち(3)置くときは名刺ケースの上。

・名刺は「贈り物」と同じ。モノを買ってもらう側(目下)からまず渡す。

・上司に付き添う場合、自分の番は上司のあと。

 

掘り下げればキリがありませんが、上の3つがまず基本だと考えます。②、③についてもし分かりにくければ、名刺交換は贈り物をするようなものだと考えましょう。贈り物は顧客からでなく、当然モノを買ってもらう側から行います。モノを買ってもらう側が複数で参上した場合、相手にとって最も良い贈り物は役職者の参上です。この場合役職者から贈り物を渡し始めるべきです。

名刺交換の仕方 外せない3つのマナーの説明

9e78a28996f81959d3bb63126d735f02_s

名刺は相手の顔。(1)なるべく両手で(2)高い位置に持ち(3)置くときは名刺ケースの上。

名刺交換の順番は顧客が勘違いしており先に名刺を出されることも多くあります。しかし「両手で扱う」「高い位置で」「机に置かない」。このルールはほぼ絶対です。逆にいうとこのルールさえ忘れなければ、致命的に失礼になることはないと言えるでしょう。

(注)なるべく両手で……片手で扱うこともよくあります。「同時交換」と言われることが多いのですが、左手に名刺ケース、右手に名刺を持ち右側通行で同時に名刺交換します。

こちらの動画の1:00からご覧になると分かりやすいでしょう。

名刺は「贈り物」と同じ。モノを買ってもらう側(目下)からまず渡す。

このルールに関しては例外も多く、営業訪問先の方(顧客)が先に名刺を出してくることがよくあります。その場合は流れに乗るようにします。

上の動画には名刺交換上のミスがありますが分かりますでしょうか?

答えはCMの後に。

出典:楽天(画像クリックできます)……訳アリの名刺入れで節約してください。

一番大きなミスは「目下から名刺を渡さなかった」という風に感じる方が多いかもしれません。しかしながら、今回は目上の人(男性)が先手を打って名刺を渡していますので、流れに乗るべきでこれはミスではありません(ただし自分の名刺を渡す際「申し遅れましたが」の一言を添えると高品質のマナーとなります)。

正解の一つ目は、をまたいでの名刺交換はタブーということです。今回は目上の人(男性)がそのような流れを作っていますが、すぐに左手に回り込んで名刺を受け取るべきだったでしょう。

正解の二つ目は、すぐに名刺をしまい込んだです。通常は帰り際まで机上に置き相手の名前を間違えずに覚えて帰ります。

逆に良い点は、やや下から名刺を差し出している点です。贈り物(菓子折りなど)を渡すときも、かがむかひざまずくかの姿勢で下から菓子折りを差し出します。なお、頂いた名刺にその場で書き込むのは良しとしない人もいますので、メモ用紙にメモするのがよいでしょう(雰囲気によっては裏に失礼してよいですか?と承諾を得てメモする場合がありますが、新入社員向けではありません)。

正解(動画の名刺交換のミス)

(1)相手に先手を打たれ「目下から」のルールに反した場合は、「申し遅れましたが」の一言を添えるとベター(ハイレベルなマナー)。

(2)机越しの名刺交換は極力避ける。

(3)頂いた名刺をすぐにしまうのは避ける。

(できればメモは避ける)

※個人的には顧客側の立場の男性がノートパソコンを開いて壁を作っているのが無礼に感じます。この形の置き方を当たり前のようにされる人が増えてきますが、壁を作るようにパソコンを置くのは失礼でしょう。

なお、業種にもよりますが名刺交換の際にツメが切ってあるか見る人もいますのでお忘れなく。

いろいろと面倒な気がしますが、企業同士で新入社員を育て合う風土があるので、最初はミスがあっても許されますのでがんばってください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました