新入社員が学生気分が抜けないと言われる場面ベスト10〜大学生ノリはNG〜

ぶるぺんなう
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新入社員が、学生気分が抜けないと言われる場面ベスト10をまとめました。大学生ノリが許される場面と許されない場面、分かりますか? 新入社員の学生気分が気になる、管理職も必見です。


▼広告代理店での営業マン、教育産業での管理職を経て、キャリアコンサルタント(国家資格)として独立した筆者が、不自由な人生を選びたくない方のために執筆しています。

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新入社員が学生気分が抜けないと言われる場面ベスト10

新入社員が学生気分が抜けないと言われる場面ベスト10です。新入社員がイメージしやすいように、1位から10位の順ではなく、朝から夜の行動順に紹介しています。

  • 【1】遅刻したとき
  • 【2】言葉遣いがおかしいとき
  • 【3】責任を背負わない態度が見えたとき
  • 【4】言われたことしかやらないとき
  • 【5】アルバイト、学部生目線でコメント
  • 【6】出先で、新入社員ですと自己紹介したとき
  • 【7】ついうっかり同期と騒いだとき
  • 【8】座る座席にミスがあったとき
  • 【9】飲み会で新入社員がただ座っているとき
  • 【10】宴会中にスマホを見たり、撮影をしたりしたとき

【1】遅刻したとき|学生気分が抜けない場面ベスト10

ぶるぺんなう
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遅刻した新入社員は、いつまで学生気分なのか?と上司から叱責を受けます。遅刻だけでなく、昼間に眠そうにしていても、同様の指摘を受けます。

これは、学生の生活習慣を、まだ引きずっているのではないかという指摘です。

解決策はかんたんで、徐々に朝型の生活習慣にチェンジすることです。

新入社員はストレスがたまりやすく、夜の息抜きは重要ですが、できれば23時に布団に入り部屋を薄暗くします。(できれば音楽を聴くのが良いのですが)画面を暗くすれば、スマホを多少いじっても良いでしょう。この生活習慣を始めれば、朝の目覚めは良くなります。

また、万一遅刻しても遅延証明書があればよいという考え方も、学生気分だと指摘されます。特に営業マンは、遅延証明書の提出は極力避けましょう

電車の遅延というのは、通常10~20分程度。ベテランの営業マンは移動のさい、同程度の余裕時間を必ず持っています。電車のダイヤが乱れているときに、いかに涼しい顔で出社できるかでビジネスマンとしての素養が測られている面もあります。

【裏話】なぜ上司は遅刻しないのか?

なぜ上司は遅刻しないのでしょうか? 本人に聞けば、心構えが違うと言うはずですが、ほんとうの理由は、単なる老化です! 

実は眠るためには大きな体力を使います。35歳くらいまでは、体力がありいつまでも寝ていられますが、それ以降はそうはいかなくなります。そのため、朝自然と目覚めるのですが、本人は、ビジネスマンとしての成長だと誤解しているような部分があります。

【上司の方へ】上司は遅刻する新入社員をどう見るべきか

遅刻が社会人としてNGなのは、もっともですが、慣れない新入社員の負担はかなり重いものです。

入社3年目の負担感は約3分の1とされますが、裏を返せば新入社員は、若手社員の3倍以上の負担を感じている訳です。また、新入社員は仕事に裁量権がないことも理解すべきです。

自分がメインとなる仕事なら、やりがいもあり、遅刻する人はいません。新入社員の仕事は、まだ見習いや補助的業務ですので、多少遅刻することもあるでしょう。彼らも、担当や分担を持てば遅刻することはなくなりますので、今から鍛えるといった発想は、必ずしも正しいとは言えません。

関連 新入社員のあいさつを無視する上司?

出社時に上司への挨拶を無視されてへこむ新入社員がいますが、古いタイプの人はいちいち返答しないことがありますので、気にせず毎日挨拶します。挨拶を互いのコミュニケーションというより、下から上へするものだと考えている世代です。企業が以前ほどの収益を出せず、時代の変化が早く、働き方が変わりつつある現在において、挨拶は下から上へというのは古すぎますが、古い発想を持つ人が新しい発想に気づくまでには、かなり時間がかかります。

【2】言葉遣いがおかしいとき|学生気分が抜けない場面ベスト10

  • あざーっす
  • お疲れーっす
  • マジっすか?
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こういった体育会ノリの学生言葉を、中学から大学まで10年間使い続けてきた人もいます。ときどき出てしまうのは仕方がないことですが、徐々に丁寧な言葉づかいを身につけてゆきます。

【上司の方へ】あざーっす、お疲れーっすという新入社員への接し方

あざーっす、お疲れーっす、マジっすか? という言葉遣いをする人は、体育会経験者や、年齢が上の人との人づきあいに熱心な人物であることが多いです。会社員としては、上司の指示をしっかり聞くタイプも多いので、とくに評価を下げる必要はないでしょう。

【3】責任を背負わない態度が見えたとき:学生気分が抜けない場面ベスト10

  • 自分は新人なので分かりません、という姿勢が、発言や態度に出てしまう。
  • 書類を次の人にパスしたら「〇〇さんに渡しましたので……(後はどうなったか知りません)」と発言。

このような、仕事の一部を担おうとする姿勢は、アルバイト的だと批判されがちです。顧客から見れば、新入社員も会社や組織の代表に違いありませんので、基本的には、業務の基本的な知識は早急に身につけ、仕事の全体に関して責任を持つ姿勢が望まれます。

  • アルバイト:顧客は仕事の一部を担っているものと見る。
  • 社員:顧客は仕事の全体を担っているものと見る。

ただし、顧客からの問い合わせで、引き受けられるかはっきりしないことを安請け合いするとトラブルになります。判断が難しい場合は「すぐに上司に確認します」と答えることも必要です。

【上司の方へ】責任を背負わない新入社員をどう見るべきか

新入社員は、社員であれば対外的には会社の代表と見られる、という点をまだ理解していません。それは、上司が教えていないことに原因があります。会社の代表として見られることは、新入社員にとっても嫌なことではないはずなので、早い段階で教えておくべきです。

【4】言われたことしかやらないとき:学生気分が抜けない場面ベスト10

写真 2

出典:TBSテレビ、NEWS23

言われたことしかやらない新入社員は、学生気分が抜けないと叱責されがちです。

しかし、何か手伝いましょうか、次に何をすればいいですか? と聞いても、忙しい上司は迷惑がることもあります。また気を利かせて、言われていないことを片付けたとしても、それは今やることではないと言われることもあります。ああ言えばこう言うという状態です。

言われたことしかやらない論争は、長年解決しない問題ですが、根底には個人差があります。許容範囲の広い上司は、多少手順が違っていても気を利かせたことが分かれば、否定はしません。新入社員も、人により未知の仕事にどこまで攻めるかは個人差があります(個人判断で攻めすぎて、重大なミスを招く新入社員もいれば、守りに入りすぎ、気が利かないと言われる新入社員もいます)。

この上司の許容範囲と、新入社員の仕事への攻め方(どこまで自己判断で動くか)には相性があります。

  • 上司との相性が良いと、「あいつはまだわかってないけど、よくやっている」となる。攻めを良しとする上司に、攻める新入社員がついた場合など。
  • 上司との相性が悪いと、「相談をせず勝手にやり、叱ると言われたことしかしない」となる。慎重または教育下手な上司が関わる場合など。

言われたことしかやらない新入社員というのは、単に不本意就社や職業観の問題で、言われたことしかやらない場合もあります。一方、入社した手で仕事が分からなかったり、入社後上司に叱責を受けたことがきっかけで、安全策として、言われたことしかやらない場合もあります。話は少々複雑で、本質まで掘り下げる必要があるでしょう。

言われたことしかやらない理由本質解決策
ミスを恐れている上司が、積極的な判断によるミスを許容することを明言していないのが問題。ミスを許容し、同時に自己判断が禁止される事例を明文化する。
上司の方針がブレる(仕事を尋ねると迷惑がり、判断してやれば否定する)上司の人間性の不足が問題(ものを尋ねにくい雰囲気、頭が固く許容範囲が狭い)。部下を分け隔てしない。教育を仕事の一環ととらえ、尋ねられたら最優先で対応。また、積極的な判断によるミスを許容する。
不本意入社モチベーションが湧かず、転職前提になっている。上司は、本人のキャリアにプラスになるような方向性を模索し、指示を出す。
勤労観(必死でやっても、今の社会では先は知れている)低い給与、見えない先行きに対する諦めや達観。部下に先行きが見えないと思われたのは、会社と上司の力不足。謙虚に受け止め、本人のやれる範囲も尊重する。

【5】アルバイト、学部生目線でコメント:学生気分が抜けない場面ベスト10

仕事に関して、過去のアルバイト経験を踏まえて提案をしたり、大学で学んだ経営学の観点から提案をする新入社員も、学生レベルと一蹴されがちです。

これは上司の側に一理あります。経験上、新入社員の提案は、大半が価値のない提案であるからです。どの会社にも長年の蓄積があり、一見無駄に見える手順にも意味があります。新入社員は、最低半年程度は会社の方針に意見することに、慎重になるべきです。

ただし、顧客目線ではこう見えているかもしれないという、素朴な提案は歓迎される場合があります。勤務が長い人ほど、会社側の事情や業界の知識が足かせになり、新鮮な顧客目線を失っているからです。「まだ不慣れで仕事の全体像は承知していませんが、顧客目線ではこのようなイメージかもしれません。それは、……」といった言い方が望ましいでしょう。

【上司の方へ】アルバイト、学部生目線でコメントする新入社員をどう見るべきか

ピーターの法則をご存知でしょうか? 会社には全役職にゴミクズがたまるという、世にも恐ろしい?理論です。なぜなら、有能な平社員はすぐに主任になり、有能な主任はすぐに係長になり、有能な係長は……。これを繰り返すと、経営者以外、全階層にゴミクズが溜まっているという理屈になります。しかし、この理論には穴があり、各役職には、上へ向かって駆け上がってゆく過程の人が必ず何割かいるということです。目の前の新人が、アルバイトでの経験や学部での抽象的な学問を背景に偉そうにモノを言うとき、その新入社員がもしかしたら階段を駆け上がり、役員になったり独立して会社を設立したりする人間である可能性も、考えるべきです。同時に、年齢の低い者、経験の浅い者を、ハナから見くびるのは、差別的な対応となります。新入社員の意見は、確かに的外れと感じることもありますが、謙虚に耳を傾ける、上司としての大きな人間性が問われています。

【6】出先で、新入社員ですと自己紹介したとき:学生気分が抜けない場面ベスト10

出先で、新入社員ですと自己紹介したときも、上司から指摘を受けることがあります。

学生なら、自己紹介のときに学年を言うのが当たり前ですが、ビジネスの場面では少し事情が異なります。ビジネスの現場は、ある意味では戦場ですので、わざわざ自分から、戦力の弱い新参兵です、と短所を開示することには少し違和感があるのです。また顧客によっては、この会社はうちに新入社員をあてがってくるんだ。ずいぶんと低く見られたもんだ、と思う人もいます。

したがって、同行した上司が(研修目的で付き添わせて申し訳ありませんとの気持ちや、今後鍛えてほしいという気持ちを込めて)うちの新入社員(新入り)です、と紹介した場合や、先方から新入社員ですか?と聞かれたとき以外、自ら新入社員であると明らかにしてはいけません。

なお、相手方は、数年以上の経験があれば、立ち居振る舞いでほぼ新入社員であることを見抜けますので、いわゆる無茶ぶりはありませんので、安心して交渉に臨んで構いません。

【上司の方へ】出先で、新入社員ですと自己紹介する新入社員をどう見るべきか

年齢、出身地、所属は、自己紹介の3大要素です。企業では、年齢に代えて役職を伝える場合が多いですが、新入社員だけは例外。これは完全なローカルルールです。もし新入社員が、新入社員ですと自己紹介してしまったら、100%教えていない上司の責任です。初めて同行させる場合には、必ず指導をします。

【7】ついうっかり同期と騒いだとき:学生気分が抜けない場面ベスト10

勤務中は同期同士でも節度を保っているものですが、それが抜け落ちてしまうのが昼休みや飲み会など、勤務周辺の時間帯です。ここで学生気分が出すぎると、学生気分批判の目で見られがちです。昼休みは構いませんが、飲み会のさいは、同期で固まらず、上司や先輩と交流を深めるように心がけます。

  • 昼休み:完全な自由時間というイメージを持つ上司が多い。ただし、昼めしに誘われるのを待っている上司も多いので、ときには上司と同行してみましょう。
  • 飲み会:昼休みと異なり、仕事の一部というイメージもあるようです。面倒でも席順(上司が上座)、お酌するなど、スタート時には注意をします。ずっと気を遣っていても疲れてしまうので、飲み会開始後はマイペースで。ときどき、お酌する程度の方がストレスになりません。

【上司の方へ】飲み会で同期と騒ぐ新入社員をどう見るべきか

飲み会が業務の一環という文化は、すでに崩壊しつつあります。家族を養えるような高額な給与を払い、終身雇用を確約できた時代なら、終電まで連れまわされても部下は文句を言わなかったでしょう。しかし、そのような時代はすでに過ぎ去っています。飲み会の目的が部内親睦であるならば、ランチ会への代替なども考えるべきです。また、飲み会開催の場合は、仕事を早く切り上げてもよい企業風土を心がけるべきでしょう。やむを得ず、終業後の飲み会に参加させる場合は、新入社員をもてなす発想も必要です。後半は席替えをして、同期で固めてあげるなどの配慮も必要です。このように、社内での配慮が行き届いた会社は、顧客にもその空気は伝わり、信頼を得ることになります。

【8】座る座席にミスがあったとき:学生気分が抜けない場面ベスト10

飲み会(宴会)には、いくつかの慣習があります。

  • 座席はだいたい決まっています。上司または顧客を上座(奥、入口から遠い方)に促すことになります。
  • 新入社員は上司の側を向けてメニューを置き、自分が見るのは最後とします。
  • お酒を体質的に受け付けない方以外は、1杯目は儀式のようなものですので、飲んだ方が望ましいです。もし苦手なら、グラスの残量を多めにしておくと苦手な感じが自然に伝わります。
  • 1杯目は、注文のしやすさからビールとすることが多かったですが、近年は好みのものを注文する傾向もあります。

クルマに乗車する場合の席順にも注意が必要です。

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出典:http://www.shigotoarimasu.com/p/rp/acvs/n41.php

営業車の場合、一般に、目上の人は、広い助手席に座ってもらいます。ただし、タクシーの場合は助手席は支払う業務が出てきてしまうため、最も下座となり、安全な運転席の真後ろが上座となります。ただし、運転主の都合から座席を引けないため、狭くなる運転手の後ろを嫌がる上司もいます。上司の顔色をよく見て決めていきます。

【9】飲み会で新入社員がただ座っているとき:学生気分が抜けない場面ベスト10

企業特有のマナーとして、部下が上司(顧客)にお酒を注いで回る習慣があります。とくに新入社員は、対象者が多く大変ですが、顔を覚えてもらうメリットもあると割り切りましょう。新入社員なのにずっと座っていると、学生気分と批判されることになってしまいます。

【上司の方へ】飲み会でただ座っている新入社員をどう見るべきか

新入社員は勤務上の負担に加え、給与が支払われない飲み会はさらなる負担になることがあります。飲み会の後半では席替えをし、新入社員で固めたり、早めに帰宅させるような気遣いが必要です。このような気遣いは、風のように伝わり、いつか顧客に届き、信用を上げることになります。社員を大切にできない会社が、顧客を大切にできるはずがないからです。

顧客サイドの祝賀会では、飲んでも良いが食べるのは慎重に

筆者が新入社員だった頃、顧客サイドの祝賀会(立食形式)に参加し、乾杯後の歓談で、少し腹ごしらえをしていたところ、上司から、君はずいぶん大物だねえ(笑)と叱責されたことがあります。顧客サイドの祝賀会や記念パーティーでは、食事はせず顧客側をもてなすことに専念します。

【10】宴会中にスマホを見たり、撮影をしたりしたとき:学生気分が抜けない場面ベスト10

宴会(飲み会)中にスマホをひんぱんに操作したり、撮影したりすると、学生気分と批判的に見られることがあります。最近は、上司にもスマホが当たり前となり、カメラを駆使する人も増えてきましたが、上司の様子を見て調整します。スマホチェックは、お手洗いで離籍したときがおすすめ。撮影は、上司も撮影しているときがおすすめです。

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コメント

  1. にっく より:

    くそめんどくさい

  2. 匿名 より:

    形ばっかり気にする上に、自分は敬ってもらい、相手には気を遣わせる…
    社会人長くなると幼児に戻るのかい?

  3. 匿名 より:

    社会人なら酒を注ぐのも飯を食うのも自分でやれってんだ全く、色々してもらえる「学生」じゃないんだからさ

  4. 匿名 より:

    >上のツイートの事例では、上司が仕事に集中していておぼろげに聞こえていたが対応はしなかったパターンだと思います。

    なるほど。仕事に集中している時は挨拶はおごそかにしていい、と?その社員は目上の人からの挨拶でも、忙しければスルーするんだろうか

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