美容師 20代から給料を強制積み立てしていた結果

ぶるぺんなう
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ある美容師さん。店長の方針で、新入社員の頃からほぼ強制的に月に2万円ずつの積み立てをしていたとのこと。結果はどうなったでしょう?


▼広告代理店での営業マン、教育産業での管理職を経て、キャリアコンサルタント(国家資格)として独立した筆者が、不自由な人生を選びたくない方のために執筆しています。

20代から給料を強制積み立て!

美容師 20代から給料を強制積み立てしていた結果
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都内で働くある美容師さん。店長の方針で、新入社員の頃からほぼ強制的に月に2万円ずつの積み立てをしていたとのこと。

美容師は、やりがいがある反面、給料は決して高くありません。また、職人気質、芸術家気質も高く、お金のことには関心が薄いようです。

その美容師さん(男性)は、ずっと同じ美容室で働いていますが、経営者の方針で、毎月2万円を天引きで積み立てていました。20代・30代の頃は、使えるお金が減ってしまうと思っていましたが、流れが変わったのが、新型コロナウイルス感染症の流行。

流行初期は、美容室も感染が疑われ、お客は激減。しかし、その頃には「強制積み立て」は600万円を超え、2年間くらいなら、食べるだけならやってゆけると思え、相当安心材料になったとのことです。

何が起きても変じゃない

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日本では災害も増え、国の財政も苦しくなっています。災害や病気、けがなどに備えがあると安心です。

筆者も20代の頃は、日本は平和だし、何とでもなるだろうと思っていました。しかし、2社目に勤めていた教育産業では、若くして管理職になり順調に思えたのですが、ある日を境に経営幹部からパワハラを受けることになります。

結局、即退職し独立しましたが、当時の貯金は30万円程度(わずかな退職金-借金清算)。

貯金は数カ月で底をつき、クレジットカードで借金をしながら、慣れない独立事業に取り組んでいました。もう少しお金があれば、もっと安心して仕事に取り組めたと思いますし、事業も拡大できたかも知れません。

お金は、予期せぬときに必要になります。

お金を積み立てるなら??

ぶるぺんなう
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お金を積み立てるなら、どこに積み立てればよいのでしょうか?

「親世代」の日本では、貯金をするのが当たり前でした。例えば1980年代、銀行や郵便局の定期預金は、8%もの利率がありました。50万円を預けると、10年後には108万円に!

現在の利息は0.002%前後ですので、50万円預けると、10年後にはなんと50万円にしかなりません(正確には50万100円。ほぼ増えない💦)。それどころか、ATM手数料で、100~300円ずつ取られますので、月に2回の利用でも、10年後には50万円が約45万に減っています!

現在の20~30代は、親世代の影響を受けますので、もしかしたら貯金すればよいと感じているかも知れませんが、現在貯金は「減金」の時代です。

なぜ貯金が増えなくなった?→日本がオワコンだから

貯金が増えなくなった理由は、日本の産業や国力がオワコンになったからです。現在伸び盛りのIT産業において、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)は全てアメリカの企業です。

そのため、日本政府としても、国内投資(国内の銀行へ貯金)ではどうにもならないと諦め、米国株や全世界株(中国、東南アジア、EU等全世界)への投資に国民を誘導しようと決めています。高校で2022年から投資の授業が始まり、米国株や全世界株へ投資する、NISA(非課税個人貯蓄口座)への誘導を図っています。

上の囲みで説明したように、現在はNISA(非課税個人貯蓄口座)への「貯蓄」がおすすめです。例えば、つみたてNISAでは、非課税の限度額は月に33000円。まずは、33000円をNISA(非課税個人貯蓄口座)に「貯蓄」してゆくのがおすすめです。

なお、米国経済も、中国や東南アジアの経済も、まだまだ伸びしろがあり、お金は増える見込みです。しかし、それらの国に大きな出来事が起きた場合には一時的にお金は減りますので、厳密には貯蓄とは言えないため、「貯蓄」と表現しています。

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