精神的に楽な仕事をしたいという方に必要な資格や人生設計のお話です。
▼広告代理店での営業マン、教育産業での部長職を経て、キャリアアドバイザー(講演+インターネット事業)として独立した筆者が、ホンモノの成功者を輩出するために執筆しています。
▼精神的にも肉体的にも厳しい仕事を定年まで続けるのは大変なものです。
精神的に楽な仕事をしたい~必要な資格や人生設計~
楽な仕事とは?
✔ 楽な仕事とはどのような仕事なのでしょうか?例えば100%、9時始業・5時終業、土日は休みという仕事があれば肉体的にも精神的にも「楽な仕事」と言えるかもしれません。拘束時間が短く、残業や休日出勤がないことも条件になります。
✔ 一方ゲームにはまったことがある人なら分かることですが、自分の意志で行っていることなら、たとえ深夜まで長時間及んでも「楽しい」と思うことがあります。これは「裁量権」の問題と呼ばれ、誰にも命じられずに自己裁量で行動できるかどうかで苦楽が決まるという側面もあります。
✔ もしあなたがまだ大学生ならば、ありきたりな答えですがやはり公務員を目指すのがよいでしょう。公務員は仕事が多岐にわたり専門性が身につかず、副業も絶対禁止であるため将来の独立の芽はなくなりますが、拘束時間や休暇の面では今後も恵まれると予想されます。
✔ 民間企業で精神的、肉体的に「楽な仕事」を見つけることはできるのでしょうか?1990年までの好況期、安定期なら超大手企業を目指すという選択肢がありました。
✔ しかし完全独占で黙っていてもお金が入ってくる業態だと思えた東京電力が原発事故で苦しみ、市場を寡占していた大手銀行、航空会社、鉄道会社なども厳しい競争にさらされています。フジテレビも朝日新聞も今のような苦しい時代を迎えるとは予期していなかったでしょう。
✔ 今後の社会では民間企業で正社員に100%、9時始業・5時終業、土日は休みを保証できる体力のある会社は極めてまれになっていくと思われます。
✔ すると派遣社員という形もひとつの選択肢になると考えられます。派遣社員は人間関係がシンプルになるため精神的にも楽になるはずです。ただし派遣社員は20代の求人が多いのが特徴。企業としても補助的な仕事を期待するならば低賃金+使いやすい若手がよいのです。
✔ そのため20代のころから考えなしに派遣社員を続けていると、30代で行き詰る恐れがあります。そうならないためには、次のような能力が必要だと思います。
・英語の資格(TOEICまたは英検。英語以外でも可)
・簿記の資格
・マイクロソフト関連の資格
・ウェブサイト等を構築、管理できる資格(または工業系の資格)
・正社員経験(ビジネスレベルでのコミュニケーション力、協調性、営業力)
✔ キャリアは人それぞれであり一概には言えませんが、20代では勤務経験と資格を両立させつつ正社員を続けるか、空き時間を生かし高度な資格に挑戦しながら派遣社員を続けていくのが良いと思います。
「楽な仕事」に見合った生活スタイルも必要
✔ 「楽な仕事」に見合った生活スタイルの構築も重要です。以前のように都心に住み、子を多く持ち、クルマを持ち、電化製品・外食・ブランド物にあこがれるようなスタイルを続けることは困難です。
✔ 地方に住むことも考え、おいしく健康によい料理を自炊する技術のマスターも必要です。狭い家でも快適に暮らせるような「断捨離」も必要でしょう。電車や自転車を使いこなす健康なスタイルも必要です。
✔ 注意したいのは「断捨離」の発想を刷り込みすぎると、欲や向上心を失ってしまうことです。キャンピングカーで旅行をする家族を見て、環境に悪いと批判的に見るようになってはNGです。多少の夢(物欲)は持っているべきですし、大々的な社会貢献を目標にするのも良いでしょう。
※ちなみに筆者は、地方に平屋建ての家を建て「無料の自習室」を作り、塾へ通えない子供を育てることを目標にしています。
30代後半で目指したい「楽な仕事」スタイル
✔ 今後の社会の動きを考えると、30代後半くらいで「派遣社員+副業」のスタイルを確立することがひとつのプランです。
✔ 夕方まで資格を生かした派遣社員として(またはそれに類する形で)仕事を行い、夕方以降は自分のペースで副業を営むスタイルです。自分で決めて行う仕事は驚くほど精神的には「楽」な仕事です。
✔ 現在はインターネットやスマホが広がり、例えば焼き物を焼いて通販で販売する、特別な野菜を作り通販で販売するというようなスタイルが可能になっています。このときに語学力やウェブサイト等を構築、管理できる能力があれば大きな差になりますが、そのベースとして営業力、人間性、文章力なども必要になってきます。
※家族を持つと子どもの教育費が心配です。しかし、現在は高校の授業料が無料化され、高校生でもアルバイトをして自分のこずかい程度は稼ぐこともできます。大学や専門学校も「初年度納入金」さえ貯金しておけば、奨学金(月平均5~8万円)あるいはアルバイト(月最大8万円)で、子ども自身が学費を負担することも十分可能です。
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