長い労働時間や休日出勤と引き換えの「給料の多さ」よりも、質素であっても心が豊かである「生活の質」を優先するシンプルライフについて扱った記事です。シンプルライフと食事について考えてみます。

▼広告代理店での営業マン、教育産業での部長職を経て、キャリアアドバイザー（講演＋インターネット事業）として独立した筆者が、ホンモノの成功者を輩出するために執筆しています。

シンプルライフ　食事は節約しつつ健康的に～土鍋の完全食もおすすめ～

シンプルライフ～肉食を食べることが幸せなのか～
シンプルライフとごはん、うどん
一人用の土鍋はシンプルライフのベストパートナー
シンプルライフとアルミ鍋うどん

シンプルライフ～肉食を食べることが幸せなのか～

✔　朝から晩まで休みなく働いた引き換えに手にした給料で豪華な焼肉やステーキを食べに行く。かつてはこれが幸せだとされていました。

✔　しかし日本人の胃腸はもともと肉食用にできておらず、肉中心の食事は病気にかかりやすいと言われます。赤身の肉や多すぎる食事が生活習慣病の大きな原因になっているのです。

✔　古代から、人間は植物や果物を中心に獲り、時折狩りに成功して貴重な肉を得るのが通常のライフスタイルでした。そのため脳は肉に対して「おいしい！」と過剰に反応し、常に貴重な肉を要求します。

✔　肉がスーパーで簡単に手に入るライフスタイルのなかで、肉類の過剰摂取が日常化しているのです。遺伝子は急には変化しませんので、脳は食べられるだけ食べよと指示を出します。第二の脳と言われ脳よりも早く発達していた「腸」は、人間の肥大化した脳にはかなわないようです。

✔　確かにたまに口にする肉はおいしいもので、ストレス解消には欠かせない面もあります。しかし裏を返せば夜や週末にストレスと疲れがたまるライフスタイルから抜け出せていないとも言え、ライフスタイルの改善も必要になります。

✔　高くて健康に悪い肉食は少しでも減らし、食にお金をかけ過ぎず健康的なシンプルライフを目指すことが必要です。

※肉食は家畜動物に対して過酷な負担を強いています。その面からも「楽しみ」のために肉を採ることには問題があるかもしれません。

✔　ただし一定の量の肉は栄養上必要です。肉を選ぶ場合、赤身より鶏のささみなどの白身の方が健康へのダーメージが少ないと言われています。鶏のささみは値段も安く良いことずくめです。

✔　鶏のささみが固いからと苦手な人は、切り方を誤っているケースが大半です。まず「筋」をしっかり取り除きます（動画参照）。そして裏技は、筋のない方を表側にし「繊維」の入り方をよく観察することです。繊維と垂直に包丁を入れると見違える食感になります。

ササミが柔らかくなる切り方！（外部サイト）

✔　鶏のささみは味が淡白という面で嫌う人もいます。少し面倒ですが魚焼きの網を使い直火焼きにすると想像以上にグレードの高い料理になります。

シンプルライフとごはん、うどん

✔　シンプルライフの強力な味方は白いご飯やうどんです。ご飯１杯の値段は平均３２円。うどん１玉の平均は２２円程度です。うどんには鶏ささみがよく合いますのでこの点でもおすすめです。

出典：楽天市場（クリック対応）

✔　うどんのだし汁がうまくできない方は「白だし」を使うと簡単です。相場は４００mlで２５０～３５０円程度でうどんなら１０杯程度作れます。うどんを茹でているお湯に白だしを加えるだけです。好みでごくわずかなみりんを加えます。白だしには薄口しょうゆが含まれているため、醤油はなくても構いません。

※好みの問題かもしれませんが白だしは「ヤマキ」がおすすめです。ヤマキのみ「しらだし」と読みます。

✔　だし汁がうまくできれば、野菜（ほうれん草、ねぎ、キャベツなど）やキノコだけのうどんでもおいしく食べられます。

✔　ごはんもうどんもシンプルライフの強い味方ですが、３０代になると炭水化物過多になりますので、量を半分に減らすのがおすすめです。減らした分は野菜や白身の肉で補います。３０代でこれを怠ると、気づかないうちに徐々に疲れやすくなりますので注意が必要です。

※残ったうどんは冷凍しておきます。

一人用の土鍋はシンプルライフのベストパートナー

✔　大きな土鍋を家族や大人数で囲むのも悪くはありませんが、普段なら1人用の土鍋がおすすめです。コツは小さ目のサイズを選ぶこと。男性の場合、２０代なら６号（外側の直径２０ｃｍ）、３０代なら５号（外径１８ｃｍ）がおすすめです。女性の場合、２０代なら５号（外径１８ｃｍ）、３０代なら４号（外径１８ｃｍ）がおすすめです。ガスコンロが３つある台所なら、３人分まで同時に調理できます。

✔　小さ目の鍋のメリットのひとつめはだし汁が回りやすいこと。大きな鍋が本当においしくなるのは〆の段階ですが、小さめの土鍋なら初めからよく味が回ります驚くほど完成度が高くなります。ふたつめのメリットは、食べ過ぎや炭水化物（糖分）の取り過ぎを防ぎ活動的になれることです。

※旅館で出される一人用の鍋が想像以上においしいのは、鍋が小さくだし汁が少ないことに尽きます。

✔　小さな土鍋の使い方のおすすめは「完全食」です。土鍋に水と白だしなどを入れ、そこに魚（または肉）、野菜、豆腐を入れます。３０代になったら、さらにご飯も入れます。常識的には白いご飯は別に盛りますが、３０代は食べ過ぎや炭水化物（糖分）の取り過ぎで体力が低下しやすいためご飯の量は控え、ご飯をトッピングの様に使うのがおすすめです。

✔　ご飯も土鍋に入れる「完全食」にすると玄米もおいしく頂けます。また残った冷たいご飯を有効に活用できます。鍋と食器が同じになりますので洗い物が減ります。

✔　味に変化をつけたい場合、酒かすを少量加えるのがおすすめです。酒かすは料理酒の代わりになり味を深めるだけでなく、たんぱく質、ビタミンＢ１、Ｂ２、Ｂ５、Ｂ６、葉酸、食物繊維が豊富です。

✔　時間がないときは、袋づめの汁入りおでんも便利です。おでんがあまり好きではない方や味に変化をつけたい場合、八丁味噌を加えます。

シンプルライフとアルミ鍋うどん

出典：楽天市場（クリック対応）

✔　時間がないときには（環境には悪いですが）アルミ鍋の付いたうどんも便利です。スーパーのセールで１００円が相場です。メーカーはいくつかありますが「五木」が最もおすすめです。

✔　「五木」のアルミ鍋うどんで一番人気があるのは「えび天うどん」です。ライバル社のものに比べ天ぷらが大きく、セールでは一番早くなくなります。五木のみそ煮込みうどんは、粉スープでなく液状のスープと安くてもこだわりがあります。

✔　完全食にする場合は、うどんを半分だけ使います（残りは冷凍しておく）。魚（肉）、野菜、豆腐（綿または焼き豆腐）などを煮えにくいものから入れていきます。食事の準備に時間をかけられないときでも、手に入りやすい野菜と豆腐程度で完全食になります。肉がないと食べた気にならないという方は、鶏のささみを小分けしてラップに包み冷凍しておくと便利です。