仕事つらい、新入社員つらい……負担を半分にする方法はあります!


新入社員つらい。2年目以降でも仕事つらい。……STAP細胞はありませんでしたが、負担を半分にする方法はあります!

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▼広告代理店での営業マン、教育産業での部長職を経て、キャリアアドバイザー(講演+インターネット事業)として独立した筆者が、ホンモノの成功者を輩出するために執筆しています。

仕事つらい、新入社員つらい……負担を半分にする方法はあります!

新入生がつらくないのに新入社員や若手社員がつらいのはなぜ?

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新入社員や若手社員はこれまでに、小1、中1、高1、大学(短大、専門学校)1年と4度の新入生を体験しています(高卒就職の場合は3度)。

しかし、それぞれの新入生時代はつらかったでしょうか?もちろん慣れない通学路、新しい環境、新しい人間関係などそれ相応のストレスはありますが、それは学年が上がるときも似たようなもの。なぜ新入生は新入社員ほどつらくないのでしょうか?学校では責任が課されないからだとよく指摘されますが、必ずしも正解ではありません。

理由は簡単で、やるべき内容(勉強)が新入生向けに軽減されているからです。もし中1生に高1生の問題を解かせればギブアップする人が多数出るはずです。実際には、基礎的な内容をゆっくり進めていきますのでそのようなことはありません。

一方会社は新入社員に合わせることはありません。もちろん相対的に簡単な仕事から任せますが、早期の独り立ちが目標であるため学校のように階段状に仕事が設計されることはありません。

また多少は仕事が簡単であったとしても、その代償として全体像を知らされておらずつかみどころがなかったり、仕事内容が日替わりであったり、上司により方針が異なったりと意外にストレスになります。さらに顧客からは1人前の社員として扱われますので、少なくともその局面では先輩社員と全く変わらない仕事を任されることになります。

このことが新入社員あるいは若手社員の仕事がつらい大きな理由です。会社も日々売り上げを維持することが優先されますので、新入社員への配慮は滞りがちです。

新入社員がつらさを半分にする方法

高校時代を振り返ると、高1のときの負担感が学校生活や勉強内容に慣れる高2になって半減したという経験を持つ人は少ないと思います。やはり高1では高1なりのカリキュラムが作成されているところが大きいのです。

新入社員 つらい

一方、仕事では多くの人が次のような感覚を持ちます

1年目 … つらい

2年目 … 慣れから負担感が「半分程度」だと感じられる。勤務時間が長くなっても負担感は減る。

3年目 … 負担感が「3分の1」程度に感じられる

※4年目以降 … 徐々に負担感は減り続ける。

これは人によって数字は異なりますが全てのビジネスマン、公務員に共通する感覚です。

2年目はすでに主な仕事の手順を覚えているので、毎回上司に確認したり、ミスをしてやり直したりするストレスがなくなります。また仕事の全体像が見えているので、急ぐべきところ、手を抜いていいところ、いけないところがはっきり見えてきます。そして仕事も部分を担うだけでなく、担当を持ち全体を担うことになりますのでやりがいがありストレスを感じにくくなります。

3年目以降はこの繰り返しで、5年、7年と仕事を続けると、基本的なことは「寝ながら」でも出来るようになっています。

新入社員は、つらくてもとにかく1年目の終わりまでごまかしごまかしでも粘ることが必要です。3月まで粘って転職するかどうか考えます。

2年目、3年目、4年目の若手社員も同様に、まずは3月まで粘るのがおすすめです。

ただし5年目以降は、負担の減り方は鈍くなり、会社、業界の本質が見えてきますので、余りに合わないようなら転職が選択肢になります。

激務が日常の厳しい会社では、新入社員や若手社員は日曜日は寝て1日が終わってしまいます。起きていても体調が整わずどこにも出かけられません。そして日曜の夜になるとようやく体調が良くなって来ますが、自分に残された時間はたったの数時間。翌朝の通勤ラッシュと1週間の仕事を考えて早めに寝なければなりません。

もしあなたがそのような状況に置かれているなら、それは決して珍しいことではありません。かつての自分もそうでしたし、そのような声は今も多く聞きます。しかし、とりあえず3月まで、そこを越えたら夏のボーナスをもらうまでと、粘り込んでみてください。そして来年のこの季節に今を振り返ってみてください。「こんなに楽になるのなら、あのとき焦って辞めなくてよかった」と思うはずです。粘ったことで履歴書の内容は良くなりますし、「トランク」も1つ増えているかもしれません。

※「トランク」については以下の記事にありますので、時間があるときに是非お読みください。

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負担を半分にする方法はあります!

「仕事つらい、新入社員つらい……負担を半分にする方法はあります!」のタイトルでした。とにかく3月まで、次は夏のボーナスまで粘る、すると負担はおのずと軽減されていく。このような答えでは答えになっていないでしょうか?

もし不足があるようなら、ぜひ次の記事もお読みください。人並み外れた疲労体質ながら2社で8年ずつ社員や管理職を続けた私の経験から、激務を乗り切るコツを明らかにしています。

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万一5年未満で退社してしまうと、転職市場での評価は著しく低くなります。採用する側に立てば、いかなる事情があるにせよ1~4年程度での退職は、ストレス耐性がない、自身の課題を上手に解決できない、人間関係の構築が下手、組織に対し反抗的かも知れないなどのレッテルを貼られることが多くなります。

せっかく退職したのに良い転職先が見つからず、大量に人が辞めるため年中人を募集しているようなブラック企業に入社してしまったら、さらにつらくなるだけです。そして履歴書は1年から数年で転職を繰り返した、かなり価値の低いものになってしまいます。やはり5年間の粘りは必要ではないかと思います。

新入社員や若手社員がつらいと思う会社ほどのちのち有利

新入社員や若手社員にとってつらい会社で辛抱することは、マイナス面ばかりではありません。激務のなか否応なく仕事を効率よく大量にこなす技術を身につけることにつながります。これは将来転職したり、独立開業したりする際に圧倒的に有利な地盤になります。例えば、練習が厳しいと有名な高校野球のチームで我慢した人は、のちにどのようなチームに所属しても相対的に楽だと感じるはずです。20代は体力があるので、やや無理な仕事をこなすことも決して無駄ではありません。

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