「理不尽すぎ嫌悪感すら覚える」。このような上司とはどのように付き合えばよいのでしょうか?この記事では、あなたの人生を(少し)変える超ライフハックを提示します。
▼広告代理店での営業マン、教育産業での部長職を経て、キャリアアドバイザー(講演+インターネット事業)として独立した筆者が、ホンモノの成功者を輩出するために執筆しています。
理不尽な上司への対処法〜会社員ライフハック〜
理不尽な上司とは?
あなたにとって、理不尽な上司とはどのような存在でしょうか?
✔ 毎回言うことが違う
✔ 人に対する好き嫌いが激しい
✔ 権限や古い実績を背景にゴリ押しする
✔ 気分屋
✔ 疑い深く人を信用しない
このような特徴がよく挙がります。
ただし、たったひとつだけチェックしておいて欲しいのは、あなた以外にも賛同者が多くいるかどうかです。もし賛同者が多いなら誰が見ても「理不尽な上司」確定です。しかし、悪くいう人ばかりではない場合、あなたとの相性に問題があるケースもあります。その場合次の記事が対処法です。
さて、客観的に「理不尽な上司」は早急に宇宙の彼方に消えて欲しい人類の敵だと言えます。もし法律がなければ社内の誰かがとっくに片づけているはずです。
そもそもなぜそのような人間が今の地位についたのでしょうか?
✔ 古い実績で重い役に就いており、もう誰も引きずり降ろせない。
✔ 創業者や社長の身内など特別なルートで出世している。
✔ 人材不足の時代に何となく出世した既得権益。
このあたりが多いでしょう。毎回言うことが違う、人に対する好き嫌いが激しい、権限や古い実績を背景にゴリ押しする、気分屋、疑い深く人を信用しない。このような人間は人の上に立つ資格はありません。それでもなかなか引きずり下ろせないのは、権限または血筋による場合が多いのではないでしょうか?
理不尽な上司への対処法
このような理不尽な上司と組んでしまった場合、どうすればよいのでしょうか?
たとえどんなに理不尽な相手であっても、一応は人間関係の問題なので、こちらからも相手を理解するアクションは起こさざるを得ません。
7つの習慣(ビジネス書)第5の習慣「理解してから理解される」
7つの習慣で有名な経営学者コヴィー博士は、全ての物事は2種類に分けられるとします。
・自分の努力で変えられるもの
・自分の努力で変えられないもの
「理不尽な上司」というのは、これまでの長い人生で自分の欠点に気づかなかったどうしようもない人間ですので、変えられる可能性はゼロです。そのため、それこそ理不尽な話ですが、まずあなたが動きその上司を理解することから始めるしか対処法はないのです。
✔ 毎回言うことが違う
「数字を上げなければ意味がないだろう!」「数字じゃないよ、どれだけ顧客と信頼関係を結べたかなんだよ最終的には!」「結果が出てもプロセスがおかしければ再現性はない!」毎回違うことを言う上司がいます。
どのような心理がそうさせるのでしょうか?
これは、首尾一貫した方針を伝えるよりも、とにかく他人の意見を否定したい、とにもかくにも強く出て自己主張することが優先される心理なのです。幼い頃から心の奥になかなか本当の実力を評価されないという葛藤があり、とかく他人を否定したり叱り飛ばしたりと言葉の武器を投げるのです。言葉の武器によって相手をひれ伏せさせ、尊敬を集めたいと思っているのですが、空回りして嫌われるばかり。
内容の一貫性よりもただ威張りたいだけというのが毎回違うことを言う上司の裏側です。何か言われたら多少大げさに驚いて見せ尊敬の念を示せば良いでしょう(ただし、そもそも人間不信のため演技していると分かると怒りだすので要注意)。
✔ 人に対する好き嫌いが激しい
自信のなさが背景にあります。誰からも好かれる自信がないから、従順な取り巻きをつい重用してしまうのです。人に認められたいという感情が病的に強い可能性がありますので、常に連絡し相談するように心がけると良いでしょう。本人のなかでは本来自分には毎日10件も20件も相談があるはずだと予定しているのです。しかし実際の相談は取り巻きから数件だけ。本人の性格の悪さが人を遠ざけるのですが、それを苦にせず毎日義務として連絡や相談をすることが対処法です。
✔ 権限や古い実績を背景にゴリ押しする
マーケットの様相が違う古い実績などは誰も興味がありません。しかし本人は話したくてうずうずしているのです。なぜ誰も聞いてこない?もったいない、と思っているでしょうからせいぜい昔話を聞いてやることです。ひどく感心する姿勢を忘れずに。
✔ 気分屋
気分屋のなかには体調が不安定な人がいます。一説によると第ニの脳と最近言われる大腸の調子によって、性格や気分は変わるそうです。気分屋は体調の変動が激しく、体調が悪いときにはマイナス思考になり汚い言葉を吐く人もいます。機嫌(体調)が悪いときには、会話が負担になりますのでそっとしておくのが対処法です。
✔ 疑い深く人を信用しない
見てきたように理不尽な上司ほど、自分の実力が認められていないという強烈な不満を持っています。人をひれ伏せさせるために強く当たり、人が逃げて行くこともしばしばです。過去に多くの人に裏切られているはずですから、人を信用しないのは当たり前です。このような上司には何度も何度もその上司の言葉で参考になったことを話したり、何度も何度も相談を持ちかけたりし、粘り強く忠誠を誓うのが対処法です。
【まとめ】理不尽な上司への対処法
理不尽な上司とは、毎回理屈を変えてプレッシャーをかけてくる上司です。この背景にはもっと人に認められたい、もっと自分は好かれるはずだ、という欲求があることがあります。人に認められたくて、部下を押せば押すほど部下は離れていく。このちょっと悲しい、子どものような上司は、こちらが全てを受け入れて好きになってやるしかありません。あなたの愛情の1%ぐらいを毎日振り向ければきっと満足するはずです。とにかく相談、相談、尊敬、尊敬です。飲みに行くときには(みな外したい一心ですが)誘うのを忘れずに。
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