マインドセットとは何かあなたはご存知でしょうか?マインドセットとは何かを理解したうえで、その破壊方法を知ることで、ビジネス、独立事業、学習などさまざまな面で飛躍が可能です。
▼広告代理店での営業マン、教育産業での部長職を経て、キャリアアドバイザー(講演+インターネット事業)として独立した筆者が、ホンモノの成功者を輩出するために執筆しています。
▼聞いたことはあるがよくわからない人も多い「マインドセット」について説明しています。
世界一簡単なマインドセットの破壊方法とは
マインドセットとは?
✔ ビジネスマンや独立を目指す方が絶対に知っておくべき言葉の一つが「マインドセット」です。
✔ 例えばあなたはトーストを何枚食べますでしょうか?1枚、2枚、1枚半などだいたい決まっているはずです。そしてあるときに定まった枚数を20代でも30代でも変えていない方も多いと思います。しかし2枚食べていた人は、20代なら1枚半、30代なら1枚で十分です。ずっと2枚食べ続けることは肥満や炭水化物過多による頭や体の疲れにつながっていきます。
✔ 人はこのように過去を繰り返す習慣があるのですが、これは脳が「安全策」を好む性質があるからです。例えば狩りの時代、毎回思い付きで狩場を変えるような人は、存在を知らなかった穴ぼこに落ちてしまったり、肉食獣の蔓延(はびこ)るエリアに入り込んでしまったりし命を落としていったはずです。現在生き残っている遺伝子はかなり保守的で「安全策」を好むことを理解しておく必要があります。
✔ 例えば営業マンのあなたが会社が苦手とするエリアを任されたとします。ある人は「こんなエリアを持たされては数字が上がらない。出世は無理だ」と思います。また別の人は「事績がゼロに近いから、少しの成果で数字は倍になる。難しいエリアほど力を発揮できる」と思います。
✔ 駄目だと思うのも、何とかなりそうだと思うのも、その人の「思考習慣」次第です。この「思考習慣」をマインドセットと呼ぶことがあります。
「マインドセット」とは、経験や教育、その時代の空気、生まれ持った性質などから形成されるものの見方や考え方を指す言葉です。 信念や心構え、価値観、判断基準、あるいは暗黙の了解や無意識の思い込み、陥りやすい思考回路といったものもこれに含まれます。
出典:人事労務用語辞典
✔ この「思考習慣」(マインドセット)は潜在意識がコントロールしているため、自分では気づくことが困難です。そして何年か先の勝敗を決めてしまうことになります。ビジネスの失敗の大半は「思考習慣病」と言えます。
思考習慣(マインドセット)をリセットするためには
✔ 生活習慣病とは、昔からの習慣をずるずる引きずることにより引き起こされる病気です。30代になっても食パンを2枚も3枚も食べていれば、当然血液が汚れ疲れやすくなりいつかは病気になります。「思考習慣」も同様です。放置すれば必ずビジネスの失敗、独立の失敗などに結びつきます。
✔ リセットすべき一つ目の習慣は、(怒りを除く)感情が豊か過ぎることです。新規の営業先に乗り込み門前払いを食らう度に悲しい気持ちになっている人は大成できません。また何か新しい提案をする前に、周りの人の感情を先読みしてそれに合わせてしまう人も大成できません。
✔ 大きな成功を収めた政治家である小泉純一郎元首相はお歳暮、お中元などの贈り物が嫌いでした。そのため二度と贈って来ないように、わざわざいったん受け取り送料着払いにして返送していました。これは贈り物を選ぶときの相手の気持ちなどを読み込み過ぎては不可能なことです。この感情が豊かとはいえない性格こそが、思い切った郵政民営化で国民の支持を集めた理由でしょう。
✔ リセットすべき二つ目の習慣は、繰り返しを好むことです。自分(自社)や他人(他社)の過去の成功事例を研究するのは良いことです。しかし過去の成功事例はその現場に身を置き作り上げた人でなければ再現できないことも多く、さらに良い方法が隠れていることもあります。
✔ 例えば、どの会社にも「売れ筋でないが売らなければならない商品・サービス」が存在します。ある広告代理店では、こういったサービスは売れ筋のサービスとセットで買い取ってもらい数字を上げることが常套手段でした。しかしある営業マンはあまり詳しくない新規顧客にその死に筋のサービスを多数販売して成績を上げます。周囲は1年後にすべて契約を切られ大変な思いをすると予想していました。しかしその営業マンは、1年間情報提供を継続し信頼残高を積み上げ「商品は結果を出せなかったが、助かった」と数件を除いて契約を維持しました。
✔ これは彼が自社の習慣をリセットすることによって生み出した新しい方法です。
思考習慣(マインドセット)は簡単にはリセットできない?
リセットすべき一つ目の習慣は、(怒りを除く)感情が豊か過ぎること
リセットすべき一つ目の習慣は、繰り返しを好むこと
✔ このことは、言葉では分かっていてもなかなか実践できないと言われます。そのときには、お酒を飲まない「休肝日」のように、古くからの習慣(マインドセット)を休ませる「休慣日」を作るのがコツです。
✔ 例えば、芸術関係の会社社長である伊藤喜之氏は「成功の糸は毎週木曜日に降りてくる」と著作で書かれています。週の忙しさも落ち着き、金曜日の浮ついた感じとも無縁な木曜日を保守的・悲観的な感情(マインドセット)をリセットする日にしなさいということです。
✔ 「木曜日にくるいままでチョイスしなかった選択肢は、できるできないにかかわらず、引き受ける」を決めごとにしていたある会社員が、有名企業社長から冗談交じりで吹っかけられた課題をすぐに実行しました。仕事内容は酷評されたものの、社長に認められ大きなチャンスをつかむことになりました。
「楽な仕事」を獲得するためには、あちらこちらでうまくやり、個人としても実績を重ねることが必要です。「7つの習慣」はぜひ押さえておきたいスキルです。
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