営業マン・販売員の強みはイケメンにこしたことないが第3のマナーが決め手


商品やサービスが大きく異ならない場合、営業マンの強みが決め手になります。イケメン・美人(きれいな人)の方がよいのでしょうか?

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▼広告代理店での営業マン、教育産業での部長職を経て、キャリアアドバイザー(講演+インターネット事業)として独立した筆者が、ホンモノの成功者を輩出するために執筆しています。

営業マン・販売員の強みはイケメンにこしたことないが第3のマナーが決め手

 

営業マン(販売員)の強みはイケメンか美人?

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結論から言えば、イケメンや美女であることにこしたことはありません。

マナー=立ち振る舞いという嘘

営業マンや販売員はイケメンや美女であることにこしたことはありませんが、それと並ぶくらい大切なのが「マナー」です。イケメンや美女が高く評価されるのは、たいていその自覚がありマナーも優れているからです。周りをよく見ると、「実はイケメン(美女)ではないか」という人が埋もれていますが、そういう人はマナーが悪いためイケメン(美女)扱いされていないのが実情です。

一般に「マナー=立ち振る舞い+言葉遣い」と考えられることがあります。確かに営業や販売の場面において、お辞儀の仕方や挨拶の仕方は重要です。

もしあなたが後輩社員やスタッフの応募者面接をするとします。あなたは応募者を次のような順番で見ることになるでしょう。

(1)座っている後ろ姿または玄関で立っている姿

(2)冒頭のあいさつの様子や服装

(3)具体的な応答の中身

「人は見た目が9割」という有名な書籍もあるくらいですので、具体的な応答の中身ではなく、(2)冒頭のあいさつの様子や服装が全体の判断に大きく影響していることはみなさんがよくご存じの通りです。

出典:楽天ブックス(画像クリック対応)

しかし本当にベースになる印象を決めるのは(1)座っている後ろ姿または玄関で立っている姿、つまり何もしていないときの姿勢なのです。

「マナー=立ち振る舞い+言葉遣い」と考えられていますが、実は立ち振る舞いは正しい日本語ではありません。「立ち振る舞い」が正しい日本語です。多くの人が「居」(ただ立っているだけ、ただ座っているだけ)のマナーの重要性を見落としがちであるからこそ、立ち振る舞いという誤用が通用してしまうと言えます。

「居」のマナーは、「姿勢や様子のマナー」とも言われます。顧客が一番初めに見るのはあなたの挨拶の作法でなく、腰かける立つといったあなた自身の「姿勢や様子」のマナーです。この「居」のマナーは相手の心理に強く影響を与える第一印象そのものであり、営業マンや販売員に差がつく点となります。逆にいうと、これができる営業マンや販売員は強みを持てることになります。

顧客や上司評価の高い社員やスタッフはこの第3のマナーとも言える「居」に優れていることが多々あります。立ち姿勢や座る姿勢(あるいは歩く姿勢)が良く好印象を与えることができる人は、結局礼儀作法や言葉遣いも好意的に捉えられることが多くなります。

・第1のマナー(動) … 人が意識下で影響を受けるマナー。挨拶、名刺交換など。

・第2のマナー(外見) … 意識と無意識の双方で影響を受けるマナー。服装など。

・第3のマナー(静) … 人が無意識下のみで影響を受けるマナー。立ち方・座り方。

人の心理として目の前のものをつぶさに見て判断するよりは、第一印象で得た先入観(特に無意識が受け取った情報)に沿って、その後のものごとを解釈する性質があることはよく知られています。深層心理に関与することであるため、多くの人が見過ごしがちなのが「居」のマナーです。そのためマナーの最高峰とも言える、CAやホテルマンは「居」のマナーを非常に大切にします。一流ホテルのフロントマンは「いらっしゃいませ」「お待ちしておりました」(第2のマナー)と言う前に、立ち姿勢でもう勝負を決めてしまっているのです。

「居」のマナーは、簡単にでき効果も絶大

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第3のマナーである「居」のマナーは、販売員は指導を受けると思いますが、営業マンでは実践していない人も多いため差がつきやすいところです。

立ち姿勢の場合は、簡単に言えばきちんと背筋を伸ばすことが大切です。天井から頭のてっぺんに見えない糸が張られており、常に少しだけ吊り上げられているイメージを持つことがコツです。この方法はフライト・アテンダントの研修で採用されています。

立ち止まっているとき、手を組むときならば右手が下です(人を攻撃する手である右手を隠すのが国際マナー)。男性は腰、女性はお腹のあたりで手を組みます(手を組む場所をお腹の辺りにすると女性らしさが強調されます)。男性はつま先を少し開き、女性はつま先を開かないのがポイントです。

※なおこの正しい立ち姿勢がつらいという方は、骨格が曲がっており普段から疲れやすくなっていることが多いです。これはとくに接客業で差がつきやすい部分ですので、正しい立ち姿勢がつらい方は評判の良いソフトなカイロプラクティック医院などで姿勢を矯正すると良いでしょう。

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