20代30代で将来出世する人の特徴〜出世しないのはこんな人〜


20代、30代で将来出世する人はどのような特徴があるのでしょうか?

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▼広告代理店での営業マン、教育産業での部長職を経て、キャリアアドバイザー(講演+インターネット事業)として独立した筆者が、ホンモノの成功者を輩出するために執筆しています。

 

20代30代で将来出世する人の特徴〜出世しない人の特徴〜

世間が考える「将来出世する人」の特徴

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世間では将来どのような人が出世すると考えられているのでしょうか?説得力があるものを多少アレンジ、ブラッシュアップしながら20ほどリストアップしてみます。

・忍耐力がある~とにかく社歴が長い~
・聞き上手〜聞くことに大半の時間を使う〜
・話すときは短く、例え話などが上手
・前向きであり明るい発想が根づいている人
・悪口を言わない人
・他人への感謝が根底にある人
・思考に柔軟性がある人
・派手な一発よりも、地道に実績を積み上げている人
・社内に敵が少ない人
・後輩を信頼して仕事を任すことができる人
・仕事や信念(私欲を越えたモチベーション)を持っていること
・むしろ失敗や敵を作った経験がありそれを乗り越えていること
・強気でありかつ素直な面も持っていること
・協調性がありチームプレーに長けていること
・経営数値への関心が高いこと
・直観力があり勘が鋭いこと
・遊び上手で、様々な価値観を取り込んでいる人
・いつも仕事を楽しくしようと工夫している人
・気配りができ礼儀正しい人
・仕事の知識や技術に抜かりがない人

世間が考える「将来出世する人」の特徴のまとめ

世間が考える「将来出世する人」の特徴をピックアップしたところ20ほどありました。数が多すぎますが「7つの習慣」を理解すればすぐに整理できそうです。

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【完全に分かる】7つの習慣の要約〜内容のまとめと解説〜

コヴィー博士の「7つの習慣」の内容を要約・解説します。それぞれの習慣の解説記事へのサイト内リンクを準備していますので、この記事で……

 

第1の習慣 主体性を発揮する

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周囲の言動に反応的(刺激に任せて焦ったり、怒ったり、悲しんだりする)でなく、一呼吸おいて気持ちを選択できる習慣です。

前向きであり明るい発想が根づいている人 … 何を言われても何があっても感情をコントロールできる「主体性」が出世の条件です。自分や部下の失敗を笑い飛ばせるような、いつも明るく前向きな人をみな上司に持ちたいと思います。

第2の習慣 目的をもって始める

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行動がその場の感情任せでなく、何らかの目的に沿っているということです。

仕事や信念(私欲を越えたモチベーション)を持っていること … ビジネスや行動の基準が常に会社の方針まかせと言うわけでなく、自分なりの社会的な目標を持っていることです。「社の方針、会社の方針」「上が、上が」を繰り返す上司より、商品やサービスを通じ何を実現したいのかが明確な人の方が支持を集め出世していくものです。

第3の習慣 最優先事項を優先する(優先順位の法則)

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ものごとの優先順位を理解しており、時間を上手につかえることです。

聞き上手〜聞くことに大半の時間を使う〜 … 目先の仕事に追われている人は部下、同僚、上司の話をしっかり聞くことができません。優先順位を理解して仕事を効率よく片づけながら、かつコミュニケーションを「重要なこと」と設定していることが大切です。話しかけたらどのタイミングでもピタリと仕事の手を止める上司は信頼を集めます。

第4の習慣 Win-Winを考える

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押しの強さ(勇気)と思いやりのバランスが取れている人のことです。相手を見て押し過ぎていればスッと引くこと、それでいて流され過ぎない習慣です。

聞き上手〜聞くことに大半の時間を使う〜 … 権限を背景にした押しの強さに強いブレーキをかけ、部下の自己主張や言い分を引き出せる上司は人気があります。

・強気でありかつ素直な面も持っていること … ここぞというときには強力なパワーで先頭を走りながら、思いやりを前面に出し「しんがり」を務めることもできるバランスのある上司は出世します。

第5の習慣 理解してから理解される

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自分の考え方を理解させようと長時間説明したり、無理強いするのは時間の無駄です。自分が相手を理解することに全ての時間を費やせば、最終的には自分に関心が向き理解されやすくなります。

聞き上手〜聞くことに大半の時間を使う〜 … 相手の理解に専念することで、徐々に関心の対象となり支持が集まり出世につながります。

話すときは短く、例え話などが上手 … 相手を理解することが優先であり、自分の番では要点を凝縮して明快に話そうというスタンスの人は人望を集めます。

第6の習慣 相乗効果を発揮する(シナジーを創り出す)

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例えて言えば、自分の得意な楽器を高らかに演奏するのではなく、いつもバンドやオーケストラの演奏を目指す習慣です。

柔軟性がある人 … 様々な楽器があり演奏法もいろいろあるものだと割り切っている懐の深い人は人望を集めやすくなります。

社内に敵が少ない人 … 正反対の考えであってもなお相乗効果を模索する姿勢は、社内に敵を作らず出世の際に反対意見が出にくくなります。

遊び上手で、様々な価値観を取り込んでいる人 … 仕事に関する自分の価値観のみに頼るのでなく、人生を楽しみ様々なことに価値を見出す上司に、部下は幅を感じて話を聞いてみようと思います。

協調性がありチームプレーに長けていること … 自分色に染めるのではなく、個々の色が混じり合った点描画のようなチームを目指す上司は支持を集め出世しやすくなります。

後輩を信頼して仕事を任すことができる人 … 自分がボーカルを取らなければリサイタルは成功しないと思っているジャイアンタイプは、当然出世が遅れます。

第7の習慣 刃を研ぐ

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常に自己研鑽する習慣です。

(1)肉体を研ぎ澄ます/関係性を研ぎ澄ます

いつも仕事を楽しくしようと工夫している人 … 常に体調が良い人は全てにおいて前向きに楽しく考える癖がついています。雰囲気やムードを大切にする人は、支持を得られます。

(2)知性を研ぎ澄ます

仕事の知識や技術に抜かりがない人 … 多忙ななかにも上手に時間を使いビジネスや業界の知識を積み上げている人は信頼を集め出世しやすくなります。

(3)精神を研ぎ澄ます

遊び上手で、様々な価値観を取り込んでいる人 … 仕事から離れ文化的なことにも造詣が深い方が人望が集まります。東京都知事は常にこのタイプ(文学、芸術、学問の素養を持つ人)が当選しています。

7つの習慣にあてはまらないもの3種類

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会社の評価軸に沿った出世しやすい上司像

売り上げを継続させ一般的な寿命とされる30年を超えて永続することが会社の目的です。そのためには「長く活躍する3割打者」が不可欠です(ホームランはおまけ程度)。

・忍耐力がある~とにかく社歴が長い~

・派手な一発よりも、地道に実績を積み上げている人

・経営数値への関心が高いこと

基本的なマナーのある出世しやすい上司像

日本では悪口はNG。例えばCMで他社をこき下ろすことで評価を得てきたダイソンの掃除機は、必ずしも支持を広げていません。悪口を言った人がそのあとに言ったことを、全く信用しないのが日本人の特徴です。

・悪口を言わない人

・他人への感謝が根底にある人

・気配りができ礼儀正しい人

紆余曲折こそ本当の力

紆余曲折を経た人間の方が、とんとん拍子で来た人間より数段信頼を得て評価されます。

・むしろ失敗や敵を作った経験がありそれを乗り越えていること

・直観力があり勘が鋭いこと

直観力があり勘が鋭いことを出世の条件に挙げるのは教育的ではありません。誰もが努力し獲得できることを挙げるのが教育です。強いていえば失敗や成功を多く経験し、事前に雰囲気から結果を予想できる能力と位置づければよいでしょう。直観力や勘は経験値から身につきます。

世間が考える「将来出世する人」のリスト

念のために世間が考える「将来出世する人」のリストを再度挙げます。

・忍耐力がある~とにかく社歴が長い~

・聞き上手〜聞くことに大半の時間を使う〜

・話すときは短く、例え話などが上手

・前向きであり明るい発想が根づいている人

・悪口を言わない人

・他人への感謝が根底にある人

・思考に柔軟性がある人

・派手な一発よりも、地道に実績を積み上げている人

・社内に敵が少ない人

・後輩を信頼して仕事を任すことができる人

・仕事や信念(私欲を越えたモチベーション)を持っていること

・むしろ失敗や敵を作った経験がありそれを乗り越えていること

・強気でありかつ素直な面も持っていること

・協調性がありチームプレーに長けていること

・経営数値への関心が高いこと

・直観力があり勘が鋭いこと

・遊び上手で、様々な価値観を取り込んでいる人

・いつも仕事を楽しくしようと工夫している人

・気配りができ礼儀正しい人

・仕事の知識や技術に抜かりがない人

世間が考える「将来出世しない人」のリスト

世間が考える「将来出世する人」のリストを裏返すと以下の通りです。

・忍耐力がない~転職歴が多い~

・人の話を聞かない〜興味がないかいつも忙しそう〜

・話が長い

・後ろ向きであら探しなどが得意

・人の悪口を言う人

・他人への感謝が根底になく自分の成果だと思いがちな人

・自分の思考回路に合わないと否定したり興味を失ったりする人

・変化球や派手な一発で目立ち、トータルでは楽をしようとしている人

・社内に敵が多い人

・後輩に仕事を任せず、自分がやるのがベストと思いこむ人

・出世や会社の利益に目標が収まっている人

・失敗や対立の経験がなく無難に人生を送ってきた人

・強気一辺倒、または何でも周りの言いなり

・協調性がなく個人プレーに長けている人

・数字が苦手で、経営数値への関心が薄いこと

・全てが後づけで、直感や勘を駆使し事前に手を打つことのない人

・遊びに興味がなく、仕事の世界しか感じられない人

・仕事に楽しさを持ち込むべきでないと考える妙にストイックな人

・気配りがでず服装やマナーを軽視している人

・仕事の知識や技術に不足があり、信頼度が低い人

将来出世する人 たった一つの原則は「相手を理解すること」

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ここまで世間が考える「将来出世する人」を20項目挙げましたが、もしたった1つに絞るなら「相手を理解すること」に尽きます。

まず出世は、自分がどのような仕事をしたかでなく上司がどう評価しているかですべてが決まるということが重要です。自分なりに取り組んでいる工夫、深夜・早朝・休日など見えないところでしてきた努力、個々の案件や成果。こういったことは、意外なほど上司や会社には伝わっていません。

例えばアルバイトや部活動において後輩が、どのくらい熱心に打ち込んでいたかを断片的な印象でなく詳しく説明せよと言われたら難しいと思います。同様に上司も社員の一挙一動はなかなか理解できないものです。そのため直属の上司はあなたの働きぶりを10分の1程度しかわかっていないと考えるべきです。

それならば仕事の何割かを上司へ自分の仕事を説明する時間にあてたほうが得策なのでしょうか?一理ありますが、上司としても、自分がすでに通過してきたレベルの仕事ぶりを一生懸命報告されても興味がわかず聞き流してしまうことがあります。そこでお勧めなのが上司に相談する、上司の経験談を聞き出すことです。部下に相談をされて嫌がる上司はまずいません。この習慣が巡り巡って、上司が部下に関心を持つことにつながります。7つの習慣にも第5の習慣として「理解してから理解される」とある通りです。

関連記事 ➡7つの習慣(ビジネス書)第5の習慣「理解してから理解される」

「将来出世する人」に関してたった一つだけ法則化するなら、「相手を理解すること」になります。

・上司の仕事や過去の実績を理解する … 何か行き詰るごとに頻繁に相談を持ちかけ、上司の経験の話を引き出します。

・部下のことを理解する … 部下に指示を与えたり自ら動くのを待つことも大切ですが、なるべく多く働きかけ理解に務めます。

・顧客のことを理解する … 顧客のことを本当に理解するというのはニーズをつかむ数値をつかむというような甘いことではありません。顧客の経験を自分も積むのです。コンサルタントの業務があるなら、小さくても良いので自分でビジネスを立ち上げた経験が不可欠です。野菜の流通を扱うなら畑作りや料理の修行が不可欠です。多くの会社で、抽象化されたもの(文章化されたニーズ、数値化されデータ)とにらめっこを続け、結果を出せないでいます。

「出世」は社員を飼い慣らす手段でもある

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出世や昇進は数字で決めるという会社もあります。そのような会社では社員がもう少しプロセスや担当しているエリアや商品の差を見て欲しいと不満を持つことがあります。

しかし会社によっては数字を無視した恣意的な人事が行われています。すると逆に数字で判断してほしいと思うようにもなります。結論を出すのは難しいですが、数字で判断するという会社のほうが長い目で見れば、恣意性が関与しにくく平等で働きやすいといえるかもしれません。

そして18歳から38歳までのぶるぺんなう世代に注意してほしいのは、出世・昇進・役職の付与は、良くも悪くも会社が社員をコントロールする手段だということです。したがって昇進や給与を100%数値で決めるという会社はありません。公正な評価システムなど存在しないのです。もしそうしてしまえば、上司が人事権に関与する手段がなく、権限を発揮できなくなってしまうからです。数値で評価を決める会社でも、個々の社員の働きを見て微調整するということになっています。この「微調整」というのが曲者で、一見社員思いの制度なのですが、この調整部分こそ上司や管理職の権力の源泉であるということもあります。

本来人事評価は、基準や議事録を明らかにし「見える化」されるべきものです。しかし人事権は権力の最大の源泉であるため、たいていの会社が都合よくブラックボックスに隠しています。

出世を目標にすることは大切ですが、他人に基準を置いてしまえばあなたの人生は窮屈になりストレスがたまるばかりです。7つの習慣の第2の習慣に「目的をもって始める」という項目があります。英文では「Begin with the End in Mind」とあります。このEndは人生の最期という意味も含まれています。

あなたに問いたいことがあります。人生を終えるときに「会社で出世できて良かった。私は部長にまで昇進できた。満足だ」と自分のなかで語るでしょうか。また家族に同じことを語るでしょうか。これが人生というのならちょっと恥ずかしい気がしませんか?会社での出世だけが人生とは言えなくなってきた18歳から38歳までのぶるぺんなう世代は、社会に誇れるような目的をひとつ持つべきだと思います。そしてそのプロセスとして会社での出世や業績を利用するのが望ましいスタンスであるような気がします。

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